「感性のかたまり」村田薫さんの仕事の作り方
ファッションスタイリスト&ダンサーの村田薫さんのアニバーサリーフォトブック「かおるぼん」の中の対談記事の取材・執筆を担当させていただきました。
当時、もうすぐ40歳を迎える薫さんが、このいろいろあった10年間を振り返って、いまできるすべての表現を詰め込んだアニバーサリーフォトブックを作ろう!と思い立ったこの企画。
私はえいこさんのご紹介で、この作り手集団に混ぜてもらいました。
ヘアメイク
カメラマン
デザイナー
そしてライター。
「芸能人でもない」自分の写真集を作るだなんて!と最初ご本人もそのアイデアにもじもじしていたというこの「かおるぼん」ですが。
薫さんのすごい熱量が作り手たちのスキルと相まって、1つのすばらしい作品へとどんどんかたちになっていったのですよね。
私は薫さんとはじめましての状態から、インタビューだけでなく、撮影風景のシェアとか、あがってきた写真とか、薫さんからぽろっと出てきた言葉をえいこさんがシェアしてくれたものとか、SNSでの発言とか。
いろんなものを通して薫さんが作り上げたい世界を想像して、温度感を乗せて、文章というかたちにまとめました。
今年に入って、「感性」について学び、いろいろと考えてきた私ですが、薫さんという感性のかたまりみたいな人と一緒に仕事ができて、体感できたのですよね、これが感性か、と。
いつもみたいに、ライティングするための明確な目的があって、そのために効率的なインタビューをして、短期間で文章へと仕上げる、という仕事とは真逆のお仕事でした。
その分、手探り感はあったけど、刺激的で楽しかった~!
この「かおるぼん」、当初は、薫さん自分自身のためだけに制作する予定だったのですが、この制作で生まれたエネルギーをぜひ多くの人に届けたい、と販売することを決められました。
こうやって、「仕事」を作り出していくんだ……インタビューや、この「かおるぼん」の制作に関わることで薫さんからたくさんのことを教わりました。
こんな仕事の仕方って、ちょうど、「将来なりたい職業とか、ない」という中学生の娘に買った「13歳のハローワーク」には載ってない。
「好きを仕事にしていいんだ!」って自分に許可をしたという薫さんの生き方そのものが、今の時代を生きる私たちにはすごく参考になるし、子どもたちにも、こういう働き方があるって知ってほしいなぁ。
でも、薫さんは、もともとこうだった、というわけではなくて、いろいろなものから解放されて、今があるんです。
そのあたりもインタビューでたくさん語ってくれました。
熱量をくみ取って、どういうものを作りたいか一緒に考えて、仲間で喜んだり、もっとこうしたい!って意見をぶつけ合ったり。
本当に刺激的な体験でした。
■お客さまの声
(ファッションスタイリスト&ダンサー 村田薫さん)
えいちゃんからのご紹介で繋がったのだけど、お会いした瞬間からいい化学反応が生まれる予感しかしてなかった❣️
急にぶっ込んだにも関わらず!笑
お手上げにせず、最後の最後まで向き合ってくださって、熱量・テンションが文章から伝わる、まさに!言語表現でした!!
心の声をこんなにも素敵に表現してくれて本当にありがとうございました😭
■村田薫さんHP
https://stylist-kaoru.com/
■薫さんインスタグラム
https://www.instagram.com/kaoru_styling/