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クラウドファンディング

「資金集め」の先をゆく 小紫祐さんクラウドファンディング

同じ匂いがする人

日々いろんな人に出会うけれど、男女関係なく、たまーに、「同じ匂いがするな」と感じる人がいます。

考え方が似ている、とも、好きなものが似ている、とも違う、「その人のこと、そんなに知っているわけではないけれど、なんだか似てる感じがする」という感じ。オーラとか、波長とか、温度感とか、そういう言葉で表現できるかもしれません。

スバキリ一味という、クラウドファンディングをプロデュース集団でご一緒している、こむさんこと小紫祐さんのことを、私は勝手にそう感じていました。

仕事のチームも違うし、リアルに会ったのは3年前のスバキリ1周年パーティーで1度だけ。じっくりお話したのも、クラウドファンディングのお手伝いをしたときのインタビューのときだけなのですが、この匂いって、Zoom越しでも、そんなに深い付き合いでなくても、感じるものなんですよね。(この「匂い」の感覚分かる人と語らいたい)

タイトル見るだけでいい人って分かる

前置きが長くなってしまいました。そんなこむさんから「またクラウドファンディングをしようと思うので、ライティングお願いできますか?」とメッセージが来たのはつい半月ほど前のこと。

内容も何も聞かずに、「はい!喜んで!」とお答えしました。何でしょう……同じに匂いのする人に対する安心感でしょうか(笑)

ふたりで日程を合わせて数日後にインタビューをし、私が文章を書いて、こむさんがサムネもリターンもリターン画像も申請もぜんぶやって、差し戻しなしで、すぐに公開ステイタスになりました。はやいな。

そして3/6の朝7時に公開されます。

前回、3年前にこむさんがやったプロジェクトは、【「モルック」を通じて地域交流の輪を広げたい!】(目標金額10万円)というもの。
そして今回は、【兵庫県宝塚市で、多世代交流のきっかけになるイベントを立ち上げたい!】(目標金額10万円)です。

ね、もうこれだけでこむさんの“いい人具合”が伝わると思います。

スバキリ商店に「クラウドファンディングやりたいです!」といらっしゃるお客さまは、ビジネスごりごりの方たちがほとんどなので、このこむさんのようなプロジェクトをお手伝いすることは少ないです。

多額の投資が必要なわけでもない、大勢の人を動かすための人件費がかかるわけでもない。だから資金調達のためというより、こんな活動をするってことを知って欲しい、という純粋な思いが軸のプロジェクトです。

「クラウドファンディングのページにしたら、堂々と“応援してください”、って言えるからいいんです」という取材中のこむさんの言葉、とってもいいなぁ!と思いました。そうやって、コツコツとこのプロジェクトを応援してくれる人を見つけていくんだろうな。

地域活動っていいな

ぜひプロジェクト本文を読んでいただきたいのですが、今回のこむさんのプロジェクトは、彼が暮らす兵庫県宝塚市で活動する“素敵な人”を招いてお話を聞くというイベント「たからづかたがやす」を開催するためのものです。

こむさんがタモリさん役の、笑っていいとも!!宝塚版ですね。

「宝塚に暮らす素敵な人たちのことを知ることができれば、さらに地元に魅力を感じることができる」
「宝塚で何かに打ち込まれている人の活動を、地元の人たちでゆるく応援できれば、楽しいつながりができそうだ」

そういう考えのイベントです。

いいですよねー。すごくいい!!
独身でバリバリ仕事をしていた頃は全く感じなかったのですが、地方に移り住み、子どもができ、そしてこれから自分が年老いていくことを思ったときに、「地域に根を張る」って、最高の贅沢な気がするんですよね。

少し前に機会があって、経済学者アダム・スミスの教えを少しだけ知ったのですが、彼は、貨幣経済って「世話の交換」のためにあるんだ、って言ってるんですよね。

パンを食べたいけれど自分で作れないから買う。
医学的知識がないから、治療費を払ってお医者さんにかかる。
自分では勉強を教えられないから、お金を払って子どもを塾に行かせる。

貨幣というクッションを挟んで、「世話」を交換しているんです。

こむさんがやろうとしているような地域活動って、貨幣を挟まずとも、世話の交換をできるような環境にするための土壌づくりなんですよね。

それってすごいことだと思いませんか?
地域活動バンザイです。

「え~すごい!!支援金500万円も集めたの!?」というビッグプロジェクトにはならないでしょう。でもさ、見知らぬ遠い誰かのためじゃなく、自分が暮らす地域のために、環境をよくしようというプロジェクト、めっちゃ尊くないですか?

こうやって書いていてちょっと分かったのですが、「同じ匂いがする」って、自分の世界への接し方というか、期待とか働きかけとか、そういうものが似ているのかもしれません。

私もこむさんも、「でっかいことをやってやるぞ!」みたいな気負いはないのですが、自分と自分の周りの人たちがちょっと幸せになるように何かお役に立ちたいな、という気持ちがあるんですよねぇ。

こむさんととっても親しいわけでもないのに、同志みたいな書き方をしてしまって、こむさんからしたら気持ち悪いかもしれませんね、ごめんなさい。

プロジェクトページ見て、こむさんに同じ匂いを感じた方、いや全く違うタイプの方でもいいんですが、ぜひ応援してください!

私も【インタビューライターによる、「頭の中のモヤモヤ」の言語化支援】のリターンを出しています。
これ、私が今モニター価格で出しているのと同じ価格ですが、今回のクラファンで支援していただくと、一部がこのプロジェクトの資金となるので、私も嬉しいです。

ご興味ある方はぜひ~。

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