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まだ名前のない物語を、まず聴く。—岸上奈渚子さんのストーリーを追いかけて—

私は今、インタビューライターとして、新たな挑戦をしています。

それは、「書籍化したわけでもないし、どこかに取り急ぎ発信したいわけでもない。どうまとめたいのか分からないけれど、自分のこれまでの人生のストーリーを、何らかのかたちで残したい」とおっしゃる方の話を、【とにかく、まず、聴く】ということです。

その方とは、岸上奈渚子さん。
ドレスショップやフラワーアトリエ、カフェ&レストランなどを経営しながら、ご自身でお写真も撮られるという、なんともスーパーウーマンです。


奈渚子さんとの出会いは今年2月。

ファッションブランドAURATiERの「未来予祝撮影」のランチ会でした。

私は、冊子のプロフィール文を書いたライターとして、奈渚子さんはフォトグラファーとして、そのランチ会に参加していました。

後列向かって右端が奈渚子さん、後列真ん中が私。前列中央がAURATiERデザイナー基子さん。

そこで、奈渚子さんがこんなことをおっしゃったんです。

「え?ライターさんって、ぶわーって喋ったら、文章にしてくれんの?そんなお仕事あるの~?私、いつか自分のこれまでのいろいろなことを文章にしたいと思ってるねんけど、そんな時間がなくて、全然できてないの!」

奈渚子さんがこのランチ会の素敵な会場、KOUJI Labo.PARTAGE rokkonoieのオーナーさんだと聞いたこと、ランチ会中に話されていた、写真を撮る際の想いなどがほんとに素敵だと思ったことなどから、すっかり奈渚子さんに興味をもっていた私は、「ぜひっ!ぜひ書かせてください!」と前のめりで立候補し、次の帰省のタイミングでご連絡するという約束をしたのでした。

「この人の話を聴きたい!」と思ったから

そして、ランチ会の翌月、帰省するタイミングでお声がけし、まずは大阪淀屋橋にある、ドレスショップ「メゾンマテリア」でお話を聴くことに。

私は取材前に見たホームページの世界観に惹かれ、ショップが入っているレトロなビル(築100年!)の雰囲気も好きすぎて、取材前から大興奮でした。

こんな世界観を作れる女性って、どんな方なんだろう??もう、ウキウキです。

どんなアウトプットにするかも決まっていない、だから見積もりも出せない、どれくらい時間がかかるのかも分からない……でも、私は奈渚子さんの人生を聴きたい、と思いました。

なので、私から図々しくもこんな提案をしました。

「奈渚子さんが経営されている全部のお店に行ってみたいです。私が栃木から大阪に帰省するたびにもしお時間作っていただけて、一緒に店舗を回り、それぞれにまつわるお話を聞けたら最高です!」

奈渚子さんは、お忙しいのに、快諾してくださいました。

「私はこれまで25年以上、ずっと黒子で、花嫁さんに最高にいい時間を過ごしてもらうために何ができるか、って考え続けてきたから、自分が前に出る気はまったくなかったんだけど……」

そう話しはじめた奈渚子さんの話はとても濃密で、面白く、それでいて、学びがたくさん。
これは、人に語るべきストーリーだ、と私は思いました。

初日、たっぷりお話を伺いましたが、6店舗中の1店舗なので、まだ1/6!
まとめ方も決まっていないので、ストーリーメモと、奈渚子さんの印象的な言葉、そして私の所感をまずは簡易的に残しています。でももうすでに、これ読んでもらう価値があるんじゃないかな?と思ったりします。

2店舗目は結婚式もできるカフェレストラン

そして昨日、2回目のインタビューがありました。

場所は神戸三宮にあるVILLA BLANCE(ヴィラブランシュ)
奈渚子さんに館内をぐるっと案内していただき、おいしいランチをごちそうになりながらのなんとも贅沢な取材でした。

古い洋館の内装を改装して、ウェディングもできるようなレストランに

長いらせん階段を新郎新婦が降りてくる姿が目に浮かぶ……

窓が印象的な、ナチュラルテイストのチャペル

メモ取りながらで忙しかったけれど……それでもスペシャルにおいしかった!!

やはり現場を見せていただくと、それにまつわるストーリーが、私のなかに映像と一緒にインプットされるから、聞いた話だけで核よりも、3倍くらい、リアルな記事が書けます、きっと。

それに、今日一番足を運んでよかったと思ったのは、ここで働く、ウェディングプランナーさんのお話を聞けたこと。

彼女が、どれだけ奈渚子さんの会社で働きたいと思ったか、の話を聞いたら泣けてきました。その方の想いにも胸を打たれましたし、そういうスタッフさんを惹きつける奈渚子さんの魅力にも感動しました。
ご本人から聞いていたお話にさらに美しい色がついていくようでした。

これは仕事と言う名のご褒美なのか

素敵だと思う人の話を聴く、その人が創り出す店舗の空気を感じる、文字にする。
私にとっては幸せ以外の何ものでもありません。

ただ……お仕事として受けている以上は、6店舗回り終わるころには、何らかのアウトプット方法を見つけないと、です。

何か見えてくるかなぁ?根拠はないけれど、見えてくる気がする!
私の「奈渚子さんのストーリー、たくさんの人に届けたい!!」の気持ちがだいぶ強いので、どこかにたどり着く気がしています。

気がする、なんてビジネスでは許されないけれど、奈渚子さんの話に何度も出てきた「不思議なことに」とか「出合っちゃったんです」とか、「~な人が見つけてくれて」とかいうことが、このプロジェクトでも起こりそうな気がしています。(繰り返す笑)

あと何か月かかるか分かりませんが、みなさま、心のどこかで楽しみにしておいてくださいね!